ソフトウェアシンセサイザを理解するために、前半は通常のシンセサイザについての基礎知識を学び、ソフトウェア・モジュラーシンセサイザを使用して実際にソフトウェアシンセサイザの製作を行った。
後半は、その利用法について研究し、実際に楽曲を製作した。
この一年、シンセサイザの基礎知識を理解したことで確実に積極的な音作りが行えるようになった。これは、ソフトウェアシンセサイザだけでなく、従来の音源モジュールを利用した時も同じである。
たとえば、周期的な音の変化。ソフトウェアシンセサイザを用いる時は、たとえばフィルタのLFOを利用しレゾナンスやカットオフを動かすといった変化のさせ方。ハードウェア音源を用いる時はBrightnessやHarmonic content命令を周期的に値を変えながら、通常のシンセサイザのLFOと似たような効果を作りだしてみるなど。
シンセサイザだけでなく、MIDIに関する応用的知識も以前に比べて多く利用できるようになった。
1曲目の制作物「Monophonic Love」はもともととあるNAMED(と呼ばれるAIの1タイプ。BS-6班で研究しているものの仲間)のイメージ楽曲として制作していた。一応そのNAMEDを制作しているred fish社の担当者に許可を求めた。結果は良好でred fish社のサイトでも紹介をしていただいた。
余談ではあるが、2003/12/30にMonophonic Loveを収録したCDアルバムは50枚ほど売れた。
2曲目の制作では制作したVSTi「FMtestMOD2」を利用してコーラス的な音を付け足した。
このVSTiは自作したものなので、もともと私が使いそうな音をプリセットしておいたため、楽曲に組み込むのが非常に楽であった。
このことから、VSTiを自作するということは楽曲制作上で一定のメリットがあることが実証されたと言えるだろう。